やろうと思っても、できないのはなぜ?

頭ではわかっていても、なかなかできないことってありますね。
どうしてそうなるのか、理由は3つしかありません(私が思いつく限りですけど)。

 

1. やり方を全く知らない

全く知らないことをやり始めるには手間暇かかりますから、やりたくないです。当たり前ですな。

この解決方法は比較的簡単です。つまり「知ってそうな誰かにきいてみる」ってところから始めればオッケー。
「誰か」っていうのは、知り合いじゃない人も含みます。友達に聞く、ネット検索する、メルマガ読む、本を読む、なんていうのも「誰かにきく」ってことです。そうすると、とりあえずの「足がかり」がみつかります。

その分野に関する本を10冊ぐらい読めば、とりあえずのことはわかりますし、どんな人がその分野のキーパーソンなのかもわかる。そしたら「どうすればいいのか」という具体的な方法が見えてくるでしょう。
ネットのおかげで足がかりをみつけるのは簡単になりましたが、逆に玉石混淆のなかから選び出すというのが難しいかもしれないですね。
もちろんセミナーに行く、プロのアドバイスを受ける、コーチングなんていうのも「誰かにきく」の範疇です。

 

2.切羽詰まっていない

キモチ的、時間的に余裕がある、ということです。締め切り前が一番集中する、という経験をお持ちの方も結構多いのでは。「お尻に火がつく」「崖っぷち」なんて言い方もありますが、追い込まれればとにかくやりますって。

ただ、表面上は「崖っぷち」のつもりでも、心の奥底では「まだまだだいじょーぶ」なんてノンビリしていることもあります。本人無自覚ですが。

 

3.潜在意識のなかに、気づいていない恐れが潜んでいる

ははは、ようやく本題ですよ。
ここは私どもセラピストの出番です。
(赤字で強調してみました♪)

いろいろ調べました、アドバイスも受けました、やり方もわかってるんです、切羽詰まってます、でもできないんですっつ! なんてときは、ほぼ間違いなくこれです。

これからご紹介するのは、セラピスト志望のAさん、ご自分が学ばれたセラピーのスキルアップのためにペアワークをしていきたいのですが怖くてできない、というのがテーマでした。

スカイプセッションで、EFTとMatrix Reimprintingを用いました。


 

ペアワーク、人にセラピーをするのが怖くてセッションを受けました。

EFTやMatrix Reimprintingを通じてタッピングをしていくうちに、潜在意識のなかに、「私が人に何かをすると、その人は、本当は幸せに暮らしていけるのに、それを捨てて、死ぬ人生を選ぶ」という思いがあることがわかりました。この思いがペアワークへの怖さを生み出していたのですね。

セッション後、ペアワークをする機会があったのですが、「怖い」という気持ちが格段に下がっていて、しかも「この人とはペアワークをしたくないなぁ」と思っていた人と抵抗感があまりなく、出来ました。本当にびっくり!!!!しました。

ペアワーク、本当に怖かったんです。でも、セッション後、普通に、ペアワークに挑んでいる自分がいて、本当に本当にびっくりです!!!!
ペアワークへの抵抗感が、格段に下がっているので、どしどしペアワークしていきたいと思ってます。すでに初めてのSkype返事ワークにも先日挑みました\(^o^)/

(セラピスト志望/Aさん)
※掲載についてはご本人の許可をいただいています。


 

ペアワークの際に感じていた「怖さ」とは、過去の経験を通じてカラダに残っていた「怖さ」が刺激を受けて表面化していたものです。

この過去の経験での「怖さ」をタッピングで解放していったので、ペアワークをしてももう刺激を受けずに済む、つまり怖いと感じないようになりました。

あなた自身のなかにも「セラピスト」がいる

「いろいろがんばったけれど、やっぱりできません!」というような状況にあると、一般的には「ダダをこねている」とか「わがまま」とか「逃げ腰」とか「本当はやる気がないんだ」などと否定的なレッテルを貼られがちです。

でも、それ、単なるその人たちの「解釈」なだけです。

ただ、人間だれでも多かれ少なかれ自分のことを「ダメ」って思っているんですよ。私はこれを人類共通コアビリーフと呼んでおりますが(笑)。
だから他人に「ダメ」って言われちゃうと、「やっぱり」って思っちゃうんです。で、今度は自分で自分のこと「私ってなんてダメなの…」と責めちゃったりするわけですね。

また「私ってなんてダメなんだ…」を脇に置いて、「怖さ」に向き合うのも結構勇気がいります。Aさんはセラピストになりたいと真剣だったので、自分の内側にある恐れをちゃんと向き合えたんですね。
私は単にその時間を共有していただけです。彼女自身が自分のセラピストとして、自分のなかにある「恐れを感じている自分の一部」にあたたかな視線を向けてあげたんですね。

どんな人も「自己回復力」をそれなりに持っている。
言い換えれば、誰もが自分のなかに自分を癒す「インナーセラピスト」を持っています。

ナリワイとしてセラピストをしている人っていうのは、その人の「インナーセラピスト」をとりだすサポートをすればいいのだなあとも思ったりするこの頃です。というよりも、結局のところそれしかできないのだと。

EFT, Matrix Reimprintingについてはこちらをどうぞ。>> EFT  Matrix Reimprinting

 

追記
ここまで書いて、もう1つ「やろうと思ってもできない」理由を思い出しました。
それは、また近いうちに書きますね〜。

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